2022-06-06 遠い記憶 空 写真詩 儚げな夕暮れの空 誰にもわかりはしない そう頑なに 心閉ざしたあの頃 ひとりぽつんと あの病室のベッドの片隅で 何もかもが 暗闇に吸い込まれていった 悪いのは自分 弱いのは私 ひんやりと冷たい顔に そっと手をやった 遠い記憶が いまはただ愛おしい ひとつ深い息をする ここからの解放