Life is Beautiful

空と写真と音楽と

永遠の時

 

大きな海と

大きな空

 

ただそれだけ

 

ざぶーん

ざぶーん

 

波の音に搔き消された

胸の鼓動

 

私とあなた

しんと黙って

佇む

 

それだけ

ただそれだけ

 

空と海とあなたと私

永遠の時がいま刻まれる

 

 

★今日のBGM:

バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043第二楽章」

ヴァイオリン:諏訪内晶子

ヨーロッパ室内管弦楽団(2005年)

 

遠い記憶

儚げな夕暮れの空

 

誰にもわかりはしない

そう頑なに

心閉ざしたあの頃

 

ひとりぽつんと

あの病室のベッドの片隅で

 

何もかもが

暗闇に吸い込まれていった

 

悪いのは自分

弱いのは私

 

ひんやりと冷たい顔に

そっと手をやった

 

遠い記憶が

いまはただ愛おしい

 

ひとつ深い息をする

ここからの解放

 

 

 

 

明日との邂逅

遠くへ

もっと遠くへ

 

あの空の向こうの

限りない空の彼方の

 

いまは届かないけれど

いつかきっと

 

そんな存在が

私は好きだ

 

だから今日もまた

ひとつ

足を踏み出そう

 

きりりと

眉を上げて

 

 

 

 

いつもそこにアナタがいる

 

空が好き。

 
晴れの日も
曇りの日も
そしてたとえ雨でも
見上げてみる。
 
そこにはいつも空がある。
 
そして私はふーっとひとつ大きく息をする。
 
ありがとう。いつもそこに嘘偽りのない姿でいてくれる。
 
大きなアナタを見上げて
私は思う。
「ああ、私は私のままでいいのね」と。
 
ありのままの自分でいい。
 
そう、空がいつも教えてくれている。

はじめに

私は拙いながらも
文章を書くことや写真を撮ることが好きです
 
でも、この2、3年
家族やそのほかの事情でとても目まぐるしく日々が過ぎてしまい、
落ち着いて「ものを作る」という作業ができませんでした。
 
やっと様々なことがひと段落して
ふっと自分のことを振り返ってみると
「なんだか私って何も実のあることしていない」
 
ちょっとした「空の巣症候群」に陥ってしまっていました。
 
さてどうしよう。
色々と思いあぐねた結果
 
とりあえず、身近なことから
つまり何か自分が好きなこと
得意なことから始めてみよう、と思い立ちました。
 
それで文章と写真を生かせるブログを始めることにしました。
 
テーマは私の好きなこと。 
音楽
写真
イタリア
旅行
花木育て  etc...
 
なかでも
空と写真、そして音楽。
 
なんだか不思議な組み合わせ。
 
でもこの3つは私の暮らしに欠かせないものです。
私を癒し、勇気づけ、いつもそこに居てくれる。
そんな存在です。
 
空については
私が撮った写真とともに、その写真から膨らんだイメージを短い詩にして添えたいと考えています。
 
音楽については、私がその日その時に聴いたクラシックの名曲名盤に
ごくごく簡単に紹介したいと思っています。(掲載は不定期ですが…)
 
さて、そんなブログ第1日のBGMは
 
ギドン・クレメールのヴァイオリンで
モーツアルトのヴァイオリン協奏曲第2番、第3番ニ長調K.211&216
 
「鬼才」同士の共演。最高の演奏を聞かせてくれる。安定感も抜群。
心落ち着かせたいときにはこの名盤を選びます。